経緯
Mint60 を当初Gateronのクリア軸を使って組んだのですが、静音軸でないので会社などに持っていって使うことができず、ほぼ家で文鎮化していました。
通常のキーボード等にストレスを感じず移行できるようなロウスタッガードな配列でありながら窮屈さを感じさせないスプリットである等、このキーボードの設計自体はかなり気に入っていたので、キースイッチをホットスワップ化することで再利用しようと思い立ちました。
余談ですが、macbookのキーボード等で作業することもあると考えるとカラムスタッガード等の変態的な配列に手を出すことがまだできずにいます。
必要だったもの
- ホットスワップ用のピンソケット
- アクリルプレートの間を広くするためのm2スペーサー(9mm)
- ハンダ吸い取り線、またはハンダ吸い取り機
ピンソケットについて
まぁ色々調べてみて、なんとなくよさそうなものを適当に選択しました。自分が買ったものは以下です。
キースイッチの数x2 の数が必要(mint60の場合は66 * 2 = 132個)かつ、一度床に落とすと見つけることが困難な部品なので、エラーも考慮して注文数に気をつけないとめんどうです。
m2スペーサーについて
もともと7mmの高さのスペーサーが付属していましたが、ホットスワップソケットを入れるとどうしてもProMicro周りやLEDのあたりの基盤が厚くなってしまい、キースイッチを奥まで差し込むことができなくなってしまいました。
だいたい +2mm くらいのスペースを確保するためにスペーサーを交換しました。
自分が買ったものは9mmの長さの以下のものです。amazonだと割高な気がするので、モノタロウとか秋葉原とかで買ったほうがよかったかも。
作業
はんだを頑張って吸い取って取り付けなおすだけ。ProMicro周りがほんとうに外れなくてだめになるかと思いました(というか、基盤のパターンを剥がしてしまってあとでエナメル線でつなぎ直したりした)。
ソケットの付け方などはググると先行者たちの記事が出てきます。通常のキーボードをホットスワップ化していたりする方たちもいるのでそちらを参考に作業させていただきました。
感想
- べんりになった
- このキーボードの設計として「基盤がアクリルプレートの間でキースイッチによって(持ち上げられて)支えられている」という格好になっているので、キースイッチを交換する際は列ごとにやるとか、いまあるキースイッチを残したまま新しいスイッチをつけるようにしないと難しそうです。まぁ要するにスワップの際もちょっと気を使って作業する必要があります。
写真
カジュアルにキーをスワップできるようになったので、気分で付け替えていこうかと思います。